エンゲル係数について

経済 統計 単語:え

2025-04-18

エンゲル係数とは

エンゲル係数(Engel’s coefficient)とは家計の総消費支出のうち食料費が占める割合。

一般的には 食料品÷消費支出×100\text{食料品} \div \text{消費支出} \times 100 で求め、「家計の消費支出に占める飲食費割合が高いほど生活水準は低い」とされています。

つまり、エンゲル係数が高い=貧しい、と訳されます。


世界のエンゲル係数

では、日本のエンゲル係数はどうなっているでしょうか?

以下はG7各国との比較表ですが、2022年時点で既に日本が最もエンゲル係数が高い水準にあります。

つまり、エンゲル係数だけ切り取ってみると、日本が一番貧しい国ということになります。

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日本のエンゲル係数の推移

この数年(2025年4月20日現在)では、ロシアのウクライナ侵攻から様々な資材高騰が続き食料品の値段も高騰が続いています。

残念ながら現在時点では、消費税の廃止など物価高騰対策はされていないため、エンゲル係数はそろそろ所得の3割に近い水準になろうとしています。(むしろ、その高い食品に消費税がかけられているという……)

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